キタミソウ、絶滅危惧種が伊佐沼に自生しています!
2019.02.24
カムチャツカ、シベリアから北欧にかけて、北極圏に近いツンドラ地帯に広く分布する小さな草で、
北海道の北見で1901年に発見されたことからこの名前がつけられました。
現在では北見市では確認できず絶滅とみられていますが、北海道では湧洞沼や釧路周辺などで見られるようです。
ところが、奇妙なことにこのツンドラの植物が、行田市や岩槻市、草加市、越谷市など埼玉県の各地に点々と
隔離分布していることです。
国のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類とされているたいへん希少な植物なのですが、深山幽谷や手つかずの湿原などで
なく、住宅も多い田園地帯の農業用水だけにあるとはいったいどういうことなのでしょう。
隔離分布については、どうやらカモ類などの渡り鳥が北方ツンドラ地帯から種子をもってくるのではないかと
いわれています。
キタミソウの自生については、環境政策課049-224-5866 まで。