花の香りがよい庭木を教えて下さい(3)
2022.10.08
ヒイラギモクセイ/ひいらぎもくせい/柊木犀
モクセイ科の常緑樹でギンモクセイとヒイラギの交雑種(中間種)。
日陰でも育ち、剪定によって形を整えやすいことから、主に生垣用として公園や庭園に植栽されます。
剪定され続ける事が多く、都市部では花を見る機会が少ないですが、放任気味に育てれば花は咲きます。
開花はキンモクセイやギンモクセイと同じ9~10月頃で、晩秋に咲くヒイラギよりは早いです。
花はその年に伸びた葉の付け根や枝先に咲き、ほぼギンモクセイと変わりませんが、
直径はやや大きく8mm程で、花の先端は四つに裂け、雄しべと退化した雌しべがあり、
日本では雄株が中心の為、種子はできません。