花期が長い木を教えて下さい(5)
2021.09.18
ノウゼンカズラ
中国を原産とするノウゼンカズラ科の蔓性植物。
ノウゼンカズラの名前は、他を凌駕して空を覆うほどに育つ事を意味する中国名「凌霽」に由来します。
花は朝開いて夕方に閉じる一日花ですが、全体としての花期は長く、晴天が続くとよく開花します。
ノウゼンカズラは蔓の節から気根を発生して壁面や他の樹木に絡みつく性質を持つ為、農家の庭先や
神社仏閣では枯れた大木を覆うように上空まで繁茂し、「オレンジ色の花を咲かせる大木」があるか
のように振舞うことがあります。
日当たりの良い場所であれは土質を選ばずに育ち、長期にわたって花を咲かせます。
日陰では花つきが悪いばかりか、カイガラムシ等の被害にも遭うので注意して下さい。
湿気があり、かつ、水はけの良い場所が望ましいです。
数年に一度、冬期に小枝をすべて取り除き、幹だけにするような強めの剪定を行うと良いです。