枝葉の香りが個性的な木を教えて下さい(20)
2025.12.20
クリ

秋の味覚を代表するクリの実がなるブナ科の落葉樹。
日本人の生活に密着した樹木であり、農耕が始まる以前の古代には重要な食糧とされ、
奈良、平安時代においてもコメやムギなどと共に常食されていました。
クリの開花は初夏(6~7月)で、雌雄が同じ穂にできます。
独特の匂いを放つ雄花は長さ10~15センチで垂れ下がり、遠くからも識別でき、
雌花は葉の付け根にあってあまり目立たちません。
花の時季が過ぎると雄花は枯れ落ち、受粉後に小さなイガ状になった雌花が目立ちます。





